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1995 年度 実績報告書

Bowl型分子キャビティの構築とその高反応性化学種安定化への応用

研究課題

研究課題/領域番号 06453062
研究機関東京大学

研究代表者

岡崎 廉治  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70011567)

研究分担者 横山 正  東京大学, 教養学部, 教授 (80012417)
キーワード分子キャビティ / シクロファン / カリックスアレーン / 分子力場計算 / 芳香族アジド / ニトレン
研究概要

反応場を適当に制御することにより、関与する反応種の構造・寿命などを自在に変化させたり、期待する反応のみを選択的に進行させたりすることは、有機化学の究極の目的の一つである。本研究では、Bowl(お椀)型の三次元的キャビティを持つ分子(これを本研究ではreaction bowlと呼ぶ)をシクロファンあるいはカリックスアレーン骨格に橋かけをして合成し、それを用いてこれまで合成が不可能であったいくつかの高反応性化学種(特に二量化、多重化が不安定性の要因であった化学種)を安定化・単離することを目的とした。
昨年度二環性シクロファン骨格をもつBowl型分子の合成に成功したので、本年はその構造についてNMRにより詳細に検討し、カリックスアレーンBowl型分子では、その水酸基をアルキルオキシ基に変えることにより立体配座が大きく変わることが示された。特に、ベンジルオキシ基にした場合には、cone型と、1,2,3-alternate型をそれぞれ安定に単離できるという〔6〕カリックスアレーンでこれまで一度も観測されたことのない事実を見出した。分子力場計算の結果もこれらの重族事実を支持した。とらに、Bowlキャビティ内にアジト基をもつ化合物を合成し、その光反応を行ったところ、生成したニトレンが周辺のベンゼン骨格と反応してアセピンを生じ、さらにそれが環開裂を行うという興味深い異常反応を見出した。また、分子キャビティをもつ新規系分子としてランタン型分子およびm-テルフェニル型分子の合成にも成功した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] R.Okazaki: "Synthesis and Reactions of Stable Arenesulfenic Acid Bearing Bowl-Shaped Macrobicyclic Cyclophane Skeletons" Phosphorous, Sulfur, and Silicon. 95/96. 353-354 (1994)

  • [文献書誌] R.Okazaki: "Synthesis of a Stable Arenesulfenic Acid Bearing a Bowl-Shaped Macrobicyclic Cyclophane Skeleton" Angew.Chem., Int.Ed.Eng.34. 1124-1126 (1995)

  • [文献書誌] R.Okazaki: "Abnormal Reaction of an Aryl Azide Confined in a Calix[6]arene Skeleton" J.Chem.Soc., Chem.Commun.-. 1899-1900 (1995)

  • [文献書誌] R.Okazaki: "Synthesis of Novel Lantern-Shaped Molecules Based on Resorcin[4]arene and m-Terphenyl Units" Tetrahedron Letters. 36. 7677-7680 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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