研究概要 |
6年度には備品として導入された高圧熱天秤により、圧力が吸収および放出速度に及ぼす影響を明らかにし、速度式を考察した。 7年度にはこれらに基づき確立した単一球ペレットの伝熱解析モデルを充填層プロセスに拡張し水素の流動を考慮した充填層伝熱解析モデルを開発した。 数値実験により充填層装置形状,球形,ガス流速などの最適操作条件を決定した。 これらの研究の企画,立案,総括は八木が,速度式の検討,伝熱解析,有効熱伝導率モデルの作成等は八木,秋山の両者が,実験及び数値計算は秋山が行なった。 さらに,充填層を形成させるために水素吸蔵合金に十分な強度を与える方法を検討した。銅によるマイクロカプセル化処理は満足すべき繰り返し強度を合金に与えることが判明し,引きつづき最適な銅の含有量を実験的に調査した。
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