当該研究課題の2年目である本年度の進捗状況は、研究対象の3地域でそれぞれ次のようにまとめられる。 ◎会津田島(福島) 昨年度から観測を継続し、研究成果の一部は、次頁のように学会誌に3編発表した。わが国の温暖積雪地の渓流水も融雪期にpHが低下し酸性化していることと、積雪中の窒素化合物が微生物活動によって消費されていることを明らかにした。 今後も、降水・積雪・融雪水・河川水を継続的に採取し、逐次、化学分析および微生物分析を行う予定である。 ◎十日町市(新潟) これまで採取した、降水・積雪・融雪水の化学分析を行い、現在解析中である。今冬季についても、降水・積雪・融雪水を採取継続中であり、逐次、学会誌に成果を発表する予定である。 ◎母子里(北海道) これまでに採取した河川水および積雪試料の分析を行うとともに、逐次、学会誌に成果を発表する予定である。
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