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1995 年度 実績報告書

膜結合型グアニル酸シクラーゼのリン酸化部位の決定

研究課題

研究課題/領域番号 06454025
研究機関北海道大学

研究代表者

鈴木 範男  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20082133)

キーワード膜結合型グアニル酸シクラーゼ / cGMP / リン酸化ペプチド / 精子 / ウニ / 情報伝達 / S-エチルシスティン / ホスホセリン
研究概要

リン酸化型グアニル酸シクラーゼ及びリン酸化ペプチド断片の精製法の改善
昨年度用いた精製法ではリン酸化型グアニル酸シクラーゼの回収率が精製の都度変わるので精製法に改善を加えた。主な点は、出発材料である精子を初めに熱処理して、脱リン酸化を引き起こすプロテインホスファターゼを失活させてから界面活性剤(SDS)で精子を可溶化し、分離用SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動装置により、膜結合型グアニル酸シクラーゼを分離、精製した。この方法により、10gの精子より約2.6mgの酵素タンパク質が得られるようになった。
また、昨年度はグアニル酸シクラーゼをタンパク質分解酵素で制限分解して得られるペプチド断片を逆層カラムを用いた高速液体クロマトグラフィーで分離精製していたが、理由はわからないが、リン酸化ペプチド断片の回収率が悪く以後の解析を困難にしていたので、今年度はリン酸化ペプチド断片を鉄イオンをリガンドとする親和性クロマトグラフィーでリン酸化ペプチドを選択的に回収し、逆層カラムもより性能のよいカラムに変えて、リン酸化ペプチドを分離、精製した。この結果、キナーゼ様領域に属する1種、触媒領域に属する2種のリン酸化ペプチドが得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Norio Suzuki: "Structure,function and biosynthesis of sperm-activating peptides and fucose sulfate glycoconiugate in the extracellular coat of sea urchin eggs." Zool.Sci.12. 13-27 (1995)

  • [文献書誌] Kohji Nomura and Norio Suzuki: "Sea urchin ovoperoxidase:Solubilization and isolation from the fertilization envelope,some structural and functional properties,and degradation" Arch.Biochem.Biophys.319. 525-534 (1995)

  • [文献書誌] Takeshi Shimizu et al.: "A mRNA for membrane form of guanylyl cyclase expresses exclusively in the testis of the sea urchin Hemicentrotus pulcherrimus." Zool.Sci.13(in press). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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