• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

3次元シミュレーションによる咬合の人類進化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06454033
研究機関日本大学

研究代表者

金澤 英作  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050648)

研究分担者 葛西 一貴  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (30169396)
キーワード三次元計測 / 咬合 / 進化 / 歯 / シミュレーション / レーザー計測
研究概要

平成7年度は平成6年度に導入したワークステーション(Kubota computer, Titan Vistra)を利用して、これまでパソコンで動いていたレーザーによる高精細三次元計測機との結合を試みると同時に、ワークステーションに組み込まれている3Dグラフィックスサブシステムやデータのグラフィックス表示ソフトAVSを利用して、レーザー計測機で取り込んだ咬耗歯のデータから正常な起伏を持った咬合面の復元を試みた。その方法は三次元モ-フィングとよばれるもので二次元画像のワ-ピングによって三次元的に形状が変化したような視覚効果をもたらす二次元モ-フィングに対し、三次元幾何モデルの変形を行い、変形の各段階で三次元モデルのレンダリングとテクスチャマッピングを行うため復元後の像を画像ビジュアライゼーションシステムAVSを用いて回転させたり、またワックス切削できる点が特徴である。これらの結果は昨年の人類学会で発表した。また、今年度購入したプレスケールにより、生体での咬合圧に関する実験を行っている。具体的には上下顎歯の接触点に加わる力を様々な条件下で加え、どのような咬耗が起こるのかを検討するためのプログラムを作成中である。また、食物側の条件を加えることにより、それにどの様な変化が起こるのかということについても検討中である。8年度の目標はワークステーション導入による3DデータのCAD/CAMシステムのコントロールおよびプレスケールのデータによる咬耗量と咬耗部位の推定である。これまで3Dデータの取り込み,モアレ画像,輝度画像,データの重ね合わせ画像等、いくつかの表示法についてのソフトプログラムを開発した。これらを利用して今後はこの画像に対し実際の計測を行うことが課題になる。また歯の形態の小進化と咬合状態の変化との関係を明らかにするという本プロジェクトの最終目的に迫りたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊尾美穂子 金澤英作: "歯の形態の復元に関する3次元シミュレーション的研究" ANTHROPOLOGICAL SCIENCE. 1. (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi