研究課題/領域番号 |
06454046
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
遠藤 織太郎 筑波大学, 農林学系, 教授 (30143754)
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研究分担者 |
林 久喜 筑波大学, 農林学系, 助手 (70251022)
瀧川 具弘 筑波大学, 農林工学系, 助教授 (00236382)
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キーワード | 乳苗移植システム / 稚苗移植システム / 直播システム / 低コスト稲作栽培システム |
研究概要 |
(1)稚苗移植システム並びに直播システムの比較素材としてのモデル化:新乳苗稲作技術のシステム化に必要な基礎資料を得る目的で、稚苗、直播栽培を比較素材として、大学水田、茨城県の優良農家(5戸)を用いて実用規模で栽培試験を実施し、それぞれの作業性・生産性について比較評価した。その結果、播種後7日の乳苗でも健全な苗が得られ、稚苗同様に田植機により移植が可能であることが確認された。また、乳苗・稚苗・直播の作業性は育苗段階で稚苗を100とした場合、乳苗が50、直播が10となり、大幅な省力化が可能であることが確認された。さらに、乳苗栽培は側条施肥法により安定多収量が得られることが確認された。これらの成績から類型別モデルに必要な技術の単位、能率などについて検討を加えた。 (2)新乳苗移植システムの標準化と比較評価による最適システムモデルの検討:大学並びに茨城県優良農家の水田を用い、乳苗育苗、乳苗移植、水管理、肥培管理から収穫までの部分技術相互間について検討し、それらの作業性、生産性、改善点などを明らかにした。さらに、乳苗栽培技術の中で問題となった点の改善をはかるため、(1)移植時の植付精度を向上させるための田植機の植付爪、(2)窒素施肥法、(3)裁植密度なども併せて実験を実施し、それぞれ改善方策についての知見を得た。これらの成績をもとにして新乳苗移植栽培システムの標準化、最適システム構築に向けての基礎データの整理を行った。 (3)シミュレーションによる新しい栽培システムの構築と最適化:標準化、評価法の検討と整理、また最適化に必要なデータの加工法などについて検討した。
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