研究課題/領域番号 |
06454085
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
藤原 滉一郎 北海道大学, 農学部附属演習林, 教授 (00001503)
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研究分担者 |
佐藤 冬樹 北海道大学, 農学部附属演習林, 助教授 (20187230)
笹 賀一郎 北海道大学, 農学部附属演習林, 教授 (70125318)
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キーワード | 水源林 / 流出機構 / 森林土壌 / 有機酸濃度 / 季節変動 / 流域特性 / トリハロメタン |
研究概要 |
1.水源流域の従来の観測データを用いて、流量・水質変動の解析を行った。渓流水中の水溶性有機物のり濃度は、降水流出の増水時に増大するが、その変化は一流出毎に、また、流域毎に異なる。 2.上記のことを考慮して、植生と地質の異なる4流域を天塩演習林で選び、流量観測と採水のためのウォーターサンプラーを設置した。 採水した試料は、現在分析中である。 3.量水堰の新設は、対象流域の条件、とくに地質と流出量変化の規模などを調査しながら現在準備中である。 地表及び土壌中の水の採取は、示達の時期が遅かったため、試料採取の条件が整わないうちに積雪期に入った。即ち、ミズナラ・アカエゾマツの樹幹流採取の用意をしたが、ライシメーターは設置できなかった。 今冬は、天塩演習林の気象観測露場にライシメーターを設け、毎日の積雪下面融雪量を採取測定し(ほぼ、0.5mmd^<-1>)、水溶性有機酸を含めた化学成分を分析する計画である。 5.冬期間は、上記の他に、月2回位草地流域・森林流域など特色ある小流域を対象に流量の測定、分析用の採水を行っている。
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