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1994 年度 実績報告書

腸管定着因子としてのカンピロバクター走化性鞭毛運動の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06454207
研究機関九州大学

研究代表者

天児 和暢  九州大学, 医学部, 教授 (20078752)

研究分担者 藤本 秀士  九州大学, 医学部, 講師 (30199369)
キーワード鞭毛 / 細菌運動 / 腸管定着 / ビデオトラッキング法 / カンピロバクター
研究概要

細菌の運動性は、細菌の腸管への定着にとって重要な機能を果たしている。
その機能は、走化性運動に裏打ちされていることも明らかになっている。同じ運動性であっても単毛の細胞と周毛の細胞とでは運動性にどの様な違いがあるのか、同じ単毛の菌でもビブリオ、カンピロバクターと緑膿菌とでは運動性にどの様な違いがあるのかなど、細菌の運動の詳細な解析をビデオトラッキング方を用いて行った。その結果、運動速度は、ビブリオが最も早く、ついで緑膿菌、カンピロバクタであった。ビブリオは、秒速約64umで泳ぐことができる。一つの菌の運動性は、菌種により様々で、特に緑膿菌、ビブリオとカンピロバクタとでは著しい違いがみられた。この研究により、ビデオトラッキング法で細菌を観察分析するに必要な技術を身につけることができた。また、数種類の細菌の基本的な運動のパターンを知ることができ、今後の粘液中での運動パターンの変化の追跡、抗体処理により運動性の変化を追跡するための基本的なデータの収集することができた。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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