研究課題/領域番号 |
06454208
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
前田 浩 熊本大学, 医学部, 教授 (90004613)
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研究分担者 |
野口 陽一郎 熊本大学, 医学部, 助手 (10244112)
赤池 孝章 熊本大学, 医学部, 助教授 (20231798)
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キーワード | ブラジキニン / 敗血症ショック / 大豆トリプシンインヒビター / 好中球プロコラゲナーゼ / 一酸化窒素 / 敗血症 / Vibrio vulnificus |
研究概要 |
1.緑膿菌と同様にVibrio vulnificusにおいても、そのプロテアーゼによりキニンカスケードの活性化を証明した。 2.V.vlunificusプロテアーゼは敗血症の促進を行った。 3.一酸化窒素(NO)から生ずるNO_2または/およびONOO^-によりヒト好中球プロコラゲナーゼの活性化が生ずることがわかった。 4.プロテアーゼと同じく、菌体成分によるキニン生成系の活性化を確認し、それによる血圧低下を測定した。 5.キニン生成酵素であるカリクレイン阻害剤の大豆トリプシンインヒビター(SBTI)で、この血圧低下を抑えることが可能となった。 SBTIにポリマーを結合させ長時間作動型となし、それによって、敗血症ショック予防の可能性をめざし、研究を続行する。
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