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1994 年度 実績報告書

自己免疫性肝炎TypeIにおけるアシアロ糖蛋白受容体の分子生物学的意義

研究課題

研究課題/領域番号 06454261
研究種目

一般研究(B)

研究機関信州大学

研究代表者

清澤 研道  信州大学, 医学部, 助教授 (30020829)

研究分担者 今井 明彦  信州大学, 医学部, 助教授
長谷川 明  東燃株式会社, 総合研究所, 課長
キーワード自己免疫性肝炎 / アシアロ糖蛋白受容体 / 分子生物学
研究概要

1)ヒトアシアロ糖蛋白受容体(h‐ASGPR)の全長をカバーする10merの合成ペプチドを作製し,抗h‐ASGPR抗体陽性の自己免疫性肝炎TypeI患者血清との反応性をELISA法により測定したところ,陽性反応は得られなかった.
2)合成ヌクレオチドをプライマーとしてPCR法を用いてヒト肝cDNAライブラリーよりh‐ASGPRのcDNAクローニングを行い,2種のh‐ASGPRcDNAクローンを得た.これらのクローンがコードするアミノ酸配列は既報のものと同一であった(h‐ASGPRH1およびL‐H2).
3)これら2種のcDNAクローンを用いてリコンビナント抗原を発現させることに成功した.発現システムとして,大腸菌,CHO‐K1細胞を用いた.
4)大腸菌由来のリコンビナント抗原をウサギに免疫し,h‐ASGPRH1あるいはL‐H2に特異的な抗h‐ASGPR抗体を得た.
5)ヒト肝より抽出精製したASGPRを用いたELISA法にて抗h‐ASGPR抗体が高力価であった血清を用いてリコンビナントASGPR抗原に対する反応性を検討したところ,陽性所見が認められた.今後,さらに症例数を増やして特異性の検討を行う予定である.またリコンビナント抗原を用いて,自己免疫性肝炎TypeI患者における抗h‐ASGPR抗体のB cell epitopeの解析とh‐ASGPR特異的なリンパ球クローンの樹立を試みる予定である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.,Tsuchiya: "Detection of anti‐double and artti‐single swanded DNA antibodies in chronic liver divase:significance of anti‐double swanded DNA antibody in autoimmune hyatilis." Journal of Gastroenterology. 29. 152-158 (1994)

  • [文献書誌] U.,Treichel: "Demographics of anti‐asialsglycoprotein recepter autoantibodies in antoimmune hepatilos." Gastroenterology. 107. 799-804 (1994)

  • [文献書誌] 清澤研道: "自己免疫性肝炎の免疫遺伝学的背景" 臨床消化器内科. 9. 2003-2010 (1994)

  • [文献書誌] 清澤研道: "肝疾患研究の進歩X" メディカルレビュー社, 175 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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