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1995 年度 研究成果報告書概要

MR functional imaging と H_2^<15>O-PETによる比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 06454322
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東京大学

研究代表者

西川 潤一  東京大学, 医学部・附属病院(分), 助教授 (00010322)

研究分担者 青木 茂樹  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80222470)
荒木 力  東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (90010420)
渡辺 俊明  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80210920)
百瀬 敏光  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20219992)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
キーワードMR functional imaging(fMRI) / H_2^<15>O-PET / 視覚刺激 / 視覚連合野
研究概要

本研究の目的は、確立した脳局所機能検査法であるH_2^<15>O-PETと新しい検査法であるMRfunctional imaging(fMRI)を比較することによりfMRIで賦活される領域がどのような意義を持つかの検討及びfMRIで刺激の高次連合野の評価が可能かどうかを検討することである。平成6年度、平成7年度の前半でfMRIの基礎的研究を行い、刺激の方法としては視覚刺激を、視覚刺激の種類としてはコンピュータ・グラフィックのビデオを、撮影方法としてはエコー・プラナー・イメージング(EPI法)を使用することとした。本研究では、9名の成人に同一のビデオによる視覚刺激でfMRIとH_2^<15>O-PETを2週間以内に行って、両検査の断層画像を比較した。以下のことが明かとなった。
1、fMRIでも視覚の第一次受容野だけでなく高次の視覚連合野の賦活が見られた。
2、fMRIでの視覚刺激による賦活の範囲は、H_2^<15>O-PETとほぼ同様であった。
3、モノクロとカラーのビデオによる視覚連合野の賦活部位に比較では、カラーで広い傾向が見られた。
1、2からfMRIでも刺激に種類によりH_2^<15>O-PETとほぼ同様の脳局所機能画像が得られることが判明した。3に関して、モノクロとカラーのビデオは、色彩の違い以外は全く同じものである。視覚領は従来からの解剖学的な検索に加え、生理的な動物実験から視覚刺激の第一次受容野(V1)から頭頂葉のV6まで分類され各々の機能が明らかにされつつある。これらのうちV4が色彩に関する領域とされている。3で見られたモノクロとカラーのビデオによる賦活部位の違いは、V4を見ている可能性もある。

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公開日: 1997-03-04  

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