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1994 年度 実績報告書

早期乳癌の光による集検体制の確立と乳房温存療法

研究課題

研究課題/領域番号 06454323
研究機関浜松医科大学

研究代表者

金子 昌生  浜松医科大学, 医学部, 教授 (90107805)

研究分担者 木村 泰三  浜松歯科大学, 医学部, 助教授 (80114461)
野末 政志  浜松歯科大学, 医学部, 助手 (10172793)
西村 哲夫  浜松医科大学, 医学部, 講師 (30115498)
内藤 眞明  浜松医科大学, 医学部, 助手 (10180225)
岡和田 健敏  浜松医科大学, 医学部, 講師 (90169160)
キーワード乳癌集検 / LTPS / XMMG / US / 乳癌ハイリスク群 / サイトガイド / 小乳腺腫瘍 / 乳房温存療法
研究概要

早期乳癌患者の検索には集団検診の有効で安全な方法の確立が必要である。5,705人の集団検診および個別検診の受診者からハイ・リスク群(high risk group)(1.年齢:40歳以上、2.初経:30歳以上、3.閉経:55歳以上、4.未婚:30歳以上、5.初産:30歳以上、6.乳癌の既往歴、7.乳癌の家族歴、8.良性乳腺疾患の既往歴、以上の8項目のうち3項目以上の該当者)および触診上腫瘤が疑われた33例に対してLaser Transmission Photo-scanning(LTPS)を実施した。同時にX線乳房撮影(XMMG)および超音波検査(US)を施行し、基本的には最終診断はUSに基づいて下され、腫瘤性病変が疑われた場合にのみ、吸引生検により細胞診またはサイトガイド(Cyto-guide)による組織採取が行われた。LTPSの異常所見は、1.周囲乳腺とは独立した高透過域および低透過域、2.両側乳腺の異常な左右差、3.乳腺の形状不整像、4.乳腺の異常な不均一像の基準によった。異常所見を有する15例中、腫瘤性病変を疑ったのは5例で、その中3例は圧迫の不均一による技術的な疑陽性であった。LTPSで異常ありとされた正診はZMMG、LTPSともに2例で、異常なしの正診はXMMG27例に対しLTPSが25例で、ほぼXMMGと同等であった。LTPSは被曝がないのでスクリーニング検査法として有用である。サイトガイドを応用する組織診では、穿刺診が銃によって弯曲なく腫瘍組織内に入る試みを行っている。小乳腺腫瘍の発見により乳房温存療法の対象を得て、治療効果を確認予定である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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