研究概要 |
(1)マウス卵,胚,卵管のサンプリング:PMSG-hCG処理したICR系マウスから未受精卵・2,4,8,16細胞期胚,morula,blastocyetを採取後,1回のRT-PCR当り20〜100個の卵/胚をストックした。同様に各stageの卵管も凍結保存した。 (2)RNAの抽出:グアニジウムチオシアネート/セシウムクロライド法,2×10^7gの超遠心,エタノール沈殿にて洗浄し,回収した。 (3)Primerの作成:RT-PCR用のPrimerをEGF,TGF-β_<1〜5>,Activin-A,FGFおよびそれらの受容体について作成した。 (4)RT-PCR:抽出したtotal RNAに対してreverse transcriptaseを作用させて,目的とするmRNAがPCRの基質となるようcDNAを作成後,PCRのprimerを鋳型としてthermal cycle中で40〜60サイクルの遺伝子増幅を行ったが,本年度は,未実験手技が十分に確立されたとはいえず,遺伝子発現解析の安定性や再現性は得られなかった。次年度の課題となった。
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