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1994 年度 実績報告書

骨吸収時におけるサイトカイン産生細胞の動態の解析-In situ hybridization法を用いた病理組織学的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 06454544
研究機関長崎大学

研究代表者

加藤 伊八  長崎大学, 歯学部, 教授 (30005087)

研究分担者 谷 真彦  長崎大学, 歯学部, 助手 (70188374)
吉村 篤利  長崎大学, 歯学部, 助手 (70253680)
原 宣興  長崎大学, 歯学部, 助教授 (60159100)
キーワードIn situ hybridization / 骨吸収 / 内毒素
研究概要

8週齢の雄性BALB/cマウスの下顎左側第一臼歯の近心部歯肉にEscherichia coli(E.coli 0111:B4,Difco)由来の内毒素5μg/3ulを1日おきに投与し、最終投与1日後に下顎部を摘出した。採取した下顎骨を4%パラホルムアルデヒド(PFA)にて4℃、12時間固定し、10%EDTAで4℃、1週間脱灰後、通法に従いパラフィン包埋した。その後、aminoalkylsilane処理したスライドグラスを用いて連続切片を作製した。切片はトルエン、エタノールで脱パラフィンし、PBC、蒸留水に浸漬後、まず0.2N HCIに浸漬して、proteinase K/PBS(10μg/ml)処理を行った。次にPFA/PBSにて固定し、グリシン/PBS(2mg/ml)に浸漬、脱イオン化ホルムアミド/4×SSCにてprehybridizationを行った。プローブはGenemed社製の合成oligodeoxynucleotide probe(FITC標識)を使用し、このhybridization液を切片上にのせ、脱イオン化アルムアミドで浸潤させ密閉したmoist chamber内で37℃一晩反応させた。これより組織中のIL-1およびTNF-αの産生細胞を観察することが可能であった。
平成6年度においては、In situ hybridizationの技法を確立し、正常マウスにおけるIL-β、TNF-αおよびIFN-γ産生細胞の観察を可能にすることができた。現在は経時的にマウスに内毒素を注入し組織切片を作製している段階である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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