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1994 年度 実績報告書

唇顎口蓋裂患者の咀嚼機能障害の総合診断システム

研究課題

研究課題/領域番号 06454585
研究機関東京歯科大学

研究代表者

一色 泰成  東京歯科大学, 矯正学教室, 教授 (50085750)

研究分担者 坂本 輝雄  東京歯科大学, 矯正学教室, 助手 (70205772)
野嶋 邦彦  東京歯科大学, 矯正学教室, 助手 (60189397)
鈴木 敏正  東京歯科大学, 矯正学教室, 助手 (30085899)
原崎 守弘  東京歯科大学, 矯正学教室, 講師 (30085807)
キーワード唇顎口蓋裂 / 咀嚼機能 / 診断システム
研究概要

唇顎口蓋裂を有する患者についてアンケート用紙を渡し、患者の日常生活上の咀嚼機能障害について申告させ、現在集計中である。今のところ12名程度であるが、ものが良く噛めないとか、飲みこみがうまく出来ないとか、健常者または正常咬合者と較べ咀嚼機能障害を訴える患者が多い様に思われた。今後20人以上のアンケートを回収してから、患者サイドとして障害度をまとめる予定である。
また個々の患者についての頭部X線規格写真についての分析を行っているが、従来より云われている様に平均的には、上顎の劣成長が見られた。個々の患者の形態分析とアンケートについての関連は今後の検討項目の1つである。
その他顎運動検査機器による咀嚼運動機能障害度も調べ、健常者との比較を行っているが障害度に差が見られた。
また、咬筋および側頭筋における顎運動時の筋電図による咀嚼筋活動の様相も調査中であるが、筋放電が低下している患者が多い。
他に咬合音・嚥下・呼吸リズム等も調査中であるが、今のところ咀嚼機能障害の判定基準として使用できるかどうか不明である。
今後、現在調査中の検査項目を整理統合し、出来得れば機能面に関与する総合診断システムとして図表化して判りやすくすることを検討中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 一色泰成 他: "下顎の便宜抜歯を行なわなかった片側性唇顎口蓋裂の矯正治療結果の検討" 日口蓋誌. 16. 238- (1991)

  • [文献書誌] 杉山聡美 他: "著しい上顎狭窄口蓋裂のE・アーチ法及び前方牽引併用による拡大矯正の2症例" 日口蓋誌. 16. 261- (1991)

  • [文献書誌] 一色泰成 他: "補綴を考えた唇顎口蓋裂の矯正治験" 日口蓋誌. 18. 469- (1993)

  • [文献書誌] 坂本輝雄 他: "唇顎口蓋裂と顎変形症患者の千葉・水道橋両病院における10年間の動態調査" 日口蓋誌. 19. 347- (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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