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1995 年度 実績報告書

唇顎口蓋裂患者の咀嚼機能障害の総合診断システム

研究課題

研究課題/領域番号 06454585
研究機関東京歯科大学

研究代表者

一色 泰成  東京歯科大学, 矯正学教室, 教授 (50085750)

研究分担者 坂本 輝雄  東京歯科大学, 矯正学教室, 助手 (70205772)
野嶋 邦彦  東京歯科大学, 矯正学教室, 助手 (60189397)
鈴木 敏正  東京歯科大学, 矯正学教室, 講師 (30085899)
原崎 守弘  東京歯科大学, 矯正学教室, 講師 (30085807)
キーワード唇顎口蓋裂 / 咀嚼機能 / 診断システム
研究概要

唇顎口蓋裂を有する患者についてアンケート用紙を渡し、患者の日常生活上の咀嚼機能障害について申告させ、その結果から患者の障害度(-)(±)(+)に大別することを試みた。アンケートは治療前、治療中、治療後における唇顎口蓋裂患者および一般矯正患者各25名、計150名を対象とした。質問事項は全部で26項目で各項目に点数を設定し重み付けをした。
その結果、口蓋裂患者は治療前、中、後を通して一般矯正患者より高い平均点であった。また、口蓋裂患者、一般矯正患者とも治療中は治療前より高い点数を示し、治療後は最も低い点数となった。また個々の患者についての頭部X線規格写真の分析を行っているが、形態分析とアンケートについての関連性については現在検討中である。その他、顎運動検査機器による咀嚼運動機能障害度も調査しているが、唇顎口蓋裂患者においてはその障害度に差が見られた。また咬筋および側頭筋における顎運動時の筋電図による咀嚼筋活動の様相も調査中であるが、筋放電が口蓋裂患者において咬筋に低下している傾向が見られた。そのが咬合音、嚥下、呼吸リズム等も調査中であり、咀嚼機能障害の判定基準としての有用性を検討中である。これからは、現在調査中の検査事項を整理統合し、出来得れば機能面に関する総合診断システムとしてアンケート調査の結果を合わせて図表化していくことを考えている次第である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 一色 泰成 他: "下顎の便宜抜歯を行わなかった片側性唇顎口蓋裂の矯正治療結果の検討" 日口蓋誌. 16. 238- (1991)

  • [文献書誌] 杉山 聡美 他: "著しい上顎狭窄口蓋裂のEアーチ法及び前方索引併用による拡大矯正の2症例" 日口蓋誌. 16. 261- (1991)

  • [文献書誌] 一色 泰成 他: "補綴を考えた唇顎口蓋裂の矯正治験" 日口蓋誌. 18. 469- (1993)

  • [文献書誌] 坂本 輝雄 他: "唇顎口蓋裂と顎変形症患者の千葉・水道橋病院における10年間の動態調査" 日口蓋誌. 19. 347- (1994)

  • [文献書誌] 一色 泰成 他: "両側性唇顎口蓋裂の矯正治療-治療後からみた問題点とその検討-" 日口蓋誌. 20. 297-298 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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