研究分担者 |
吉野 節子 京都府立医科大学医療技術短期大学部, 看護学科, 助手 (80269779)
藤田 淳子 京都府立医科大学医療技術短期大学部, 看護学科, 助手 (00259433)
当目 雅代 京都府立医科大学医療技術短期大学部, 看護学科, 助手 (20259435)
堀井 たづ子 京都府立医科大学医療技術短期大学部, 看護学科, 講師 (40259429)
木村 みさか 京都府立医科大学医療技術短期大学部, 看護学科, 教授 (90150573)
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研究概要 |
1.健康な女子学生9名を被験者とし,コルセットを装着した場合の日常生活において不安定なしゃがみ立ち動作の三次元解析を行うとともに表面筋電図を測定した.動作解析ではコルセット装着の有無で比較すると,前後方向での重心の変位は装着なしが14.1±4.2cm,装着ありが17.1±4.2cmであり,装着ありが有意(p<0.05)に高値を認めた.膝関節の屈曲角度では,装着なしが125.1±7.9度,装着ありが132.2±6.5cmであり,装着ありが有意(p<0.05)に高値を認めた.一動作の総IEMGでコルセット装着の有無では比較すると,左右の大腿直筋では装着ありのIEMGが小さい傾向にあった.左右のIEMGを比較すると,コルセットの有無に関わらず左の筋の方が大きく有意な差が認められた(P<0.05). 2.腰椎手術を受けた患者の手術前と術後フレームコルセットを装着した場合のしゃがみ立ち動作の三次元解析を行った.重心の変位は,左右方向で手術前5.7cm,コルセット装着8.6cm,コルセット装着手すり把持1.8cmであり,コルセットを装着すると変位は高値になるが,手すりを把持すると低値になった. 3.頸椎手術を受けた患者の手術前と術後ヘイローベストとカラーを装着した場合のしゃがみ立ち動作の三次元解析を行った.重心の変位は,左右方向で手術前3.2cm,ヘイローベスト装着6.8cm,カラー装着10.4cmであり,装具を装着すると高値になる傾向を認めた.しかし,前後方向と垂直方向では,手術前12.1cm,52.2cm,ヘイローベスト装着6.2cm,36.6cm,カラー装着10.5cm,42.6cmであり,頸椎装具を装着すると重心の変位は低値になる傾向を認めた.
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