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1995 年度 実績報告書

スポーツ選手の視線制御機能(眼と頭の協調)及びその学習による向上の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 06454630
研究機関大阪大学

研究代表者

笠井 健  大阪大学, 健康体育部, 教授 (30029459)

研究分担者 松尾 知之  大阪大学, 健康体育部, 助手 (00209503)
キーワードゲイズ・サッケード / 眼球運動 / VOR / 神経積分器
研究概要

平成6年度の研究成果としてゲイズサッケードの角速度は頭の角速度の増加関数であることを見いだした。本年度はゲイズサッケード実行中の時刻における頭の角速度を大きくすることによってゲイズサッケードの角速度の増大をはかる方法、およびゲイズサッケード実行中のVORゲインの低下の程度に個人差があるか否かについて検討した。
頭の角速度を大きくするにはゲイズサッケードより頭の回転開始時刻を早くすることが必要で、視覚目標の出現を予測できる状況では、頭の回転の開始時刻を早めることができることを見いだした。予測不可能な場合(ゲイズ角速度の最大値400deg/sec)に対して予測可能な場合には700deg/secにまで増大可能であった。またVORゲインは頭の角速度がある閾値(約100deg/sec)を越えると低下すること、しかし低下の程度には大きな個人差(0.3〜0.7)があることを見いだした。VORゲインの低下の程度は日常すばやいゲイズサッケードを要求されるスポーツ選手(卓球)とそうでないグループの間で有為な差は見られなかった。
またゲイズサッケードの実行に必要な中枢の神経積分器の構成について検討し自己組織型の神経積分器の形成をモデル化することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小川正、笠井健: "交連性抑制結合にもとづいた眼球運動系における神経積分器の適応機構" システム制御情報学会論文誌. 8. 391-398 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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