研究課題/領域番号 |
06508002
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
越後 亮三 東京工業大学, 工学部, 教授 (70037737)
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研究分担者 |
竹田 敏和 (株)いすゞ中央研究所, 材料研究部, 主席研究員
上宇都 幸一 大分大学, 工学部, 教授 (20038029)
多田 茂 東京工業大学, 工学部, 助手 (70251650)
小林 健一 東京工業大学, 工学部, 助手 (10242273)
吉田 英生 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50166964)
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キーワード | 多孔体 / 凝縮・蒸発過程 / 予混合気燃焼 / 希薄可燃限界 / 往復流動 |
研究概要 |
多孔体内における液体燃料の燃焼現象は液適の蒸発過程を含む点において気相燃焼と対照をなしていることに着目し,本年度は多孔構造体内における凝縮・蒸発過程を詳細に理解するための理論解析と関連する基礎的な実験を実施し,成果については既に公表した.一方燃焼に関しては多孔体内における蒸発を考慮した系の理論解析を進め,予混合気燃焼の場合について一部の結果を得た.その中で液適の蒸発過程のスキームに関するより精巧なモデルを考え.実験結果と比較し得るような考察を進めている. 大分大学では拡散燃焼系の実験研究を実施し.多孔構造体内で形成される定常的な火炎の構造を調べ.成果の一部は燃焼シンポジウムに発表を予定している. さらに内燃機関への適用に関しては圧縮行程中の緩慢な補助燃焼と等温膨張主燃焼を組み込んだ新しいサイクルを理論的に解析し.飛躍的な効率の上昇が期待できることを明らかにし.エネルギー資源学会.内燃機関シンポジウムで発表する予定である.
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