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1995 年度 実績報告書

サル脳のPET計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06508004
研究機関日本福祉大学

研究代表者

久保田 競  日本福祉大学, 情報社会科学部, 教授 (30027479)

研究分担者 安藤 一郎  浜松ホトニクス, 中央研究所, 研究員
岡田 裕之  浜松ホトニクス, 中央研究所, 専任部員
中村 克樹  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (70243110)
澤口 俊之  北海道大学, 文学部, 助教授 (00183830)
三上 章允  京都大学, 霊長類研究所, 教授 (40027503)
キーワードPET / サル / 前頭葉 / GO / NO-GO課題 / ゴ-・ノ-ゴ-課題
研究概要

昨年度は、2頭のアカゲザルで視覚生単純反応性課題を遂行中のPET測定を行った。本年度は、引続き同じサルでGO/NO-GO課題を遂行中の測定を行なった。測定が終了したので2頭のサルを実験殺をして、ニッスル染色脳標本の作製を始めた。このとき、PET測定時の脳定位位置は、通常の定位位置とは違っていることと全脳を切断しなければならないので、脳切片の作製に大変手間取った。年度末までに2頭目のサルの染色を完了できなかった。サルのPET測定の結果については興味ある知見を得ているのであるが、サルでは、ヒトのPETデータとは違って、意味のある結果を示している脳領域が解剖学的にどこかをはっきりと示せるので、解剖学データも加えて最終論文を発表した方がよいと考えたので、本年度の発表は、学会発表だけに終わってしまっている。視覚手がかり刺激を弁別してGO/NO-GO課題を行わせた結果(2頭で約30回の測定)、前頭葉のどこが働くか、1頭のサル前頭葉の細胞構築学的結果をつけて発表した。GO課題やNO-GO課題だけを遂行している時には、左右の前肢の運動野、運動連合野が働いていた。GO/NO-GO課題を遂行するときには、GO課題やNO-GO課題だけを遂行している時に較べて、課題をするのに使っている右手とは反対側の補足運動前野(pre-SMA)、8野と46野が、よく働いていた。そこで、次に行うGO反応または、NO-GO反応の選択に、反対側の補足運動前野、8野と46野が作る神経回路がか変わっていると考えた。本年度、べつの生理実験で、8野がGO/NO-GO課題を遂行するとき反応の選択に関係することを発表しているが、本研究は、それを補完し、包括的に前頭連合野が働くことを示すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kubota, K.: "Cerebral contical are as inobleved in a GO/NO-GO Visual discrimiration task revealed by PET imaging in mnkeys" Neuosci. Abs.21. 935 (1995)

  • [文献書誌] Kubota, K.: "Deluged response cleficits induced by local injection of GABA antagonists into area 46 in infant monkeys." Neuosci. Ris.23(In press). (1996)

  • [文献書誌] Oishi, T.: "Local injection of bicucalline into area8 and area6 of The These monkey inducas dyicts in on visual disorimination GO/NO-GO task" Neuosci. Ris.22. 163-177 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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