• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 研究成果報告書概要

高齢者向け交通安全教育のための危険感受性訓練CAiシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06551002
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関東北工業大学

研究代表者

太田 博雄  東北工業大学, 工学部, 教授 (90077503)

研究分担者 宇田川 拓雄  北海道教育大学, 教育学部, 教授
研究期間 (年度) 1994 – 1996
キーワード高齢ドライバー / 危険感受性 / 自己理解 / 顕在的危険 / 潜在的危険
研究概要

安全運転にとって危険感受性能力はもっとも重要な能力の一つといえる。顕在的危険源や潜在的危険源をあらかじめ予測することによって速度をおさえたり、実際に危険が発生したときの対処のための反応を速めることができるからである。さらに自分自身のなかに存在する危険性(たとえば、自己中心性や攻撃性など)を認知することは自己の客観視、さらに自己コントロールを可能にし、他者中心の行動へと導き、他のドライバーとのコンフリクトを防ぐ役割をはたす。本研究はこのような危険感受性能力の診断と教育をめざし、コンピュータを利用したCAIシステムを完成させた。本システムは特に初心者と高齢ドライバーの教育に有効性を発揮できると期待される。初心ドライバーは特に外在する危険源知覚の能力が低い。また、高齢ドライバーは内在する危険源についての気づきが要求される。無事故無違反を続けてきた高齢ドライバーは加齡とともに低下する能力に気づくことなく運転能力の過信へとつながりやすい。自己の能力の客観的な能力を冷静に理解すること、すなわち、どこに衰えをきたしたかを知ることは適切な対応行動を可能にする基本である。本研究ではさらに、高齢ドライバーにたいし、免許更新時講習会をひらき、本研究において開発されたCAIシステムを用い、受検者の危険感受性能力の診断をおこなって客観的理解を促し、安全運転のための自己の課題を特定するよう援助することを目的に実験教育を行なった。参加者からは従来の講習とは違いその具体性と体験型の教育ゆえに高い評価を受けている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takuo Utagawa and Hiro Ota: "Making of Multimedia teaching Material Using Quick Time Movie" Annals of Informatics Laboratory, Hokkaido University of Education. No.1. 25-36

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1999-03-09  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi