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1995 年度 実績報告書

トリップチェイン手法を用いた大都市圏の高速道路相互の密接関連分析

研究課題

研究課題/領域番号 06553001
研究機関流通科学大学

研究代表者

近藤 勝直  流通科学大学, 情報学部, 教授 (70026300)

研究分担者 西井 和夫  山梨大学, 工学部, 助教授 (80115906)
キーワードトリップチェイン / 密接関連
研究概要

従来の密接関連研究およびトリップチェイン研究の総括的なレビューを行った後に,高速道路の広域的整備に伴い発生する新しい問題,すなわち「広域的密接関連」の概念およびその計量化手法を提示し,さらに具体的地域を特定して,ケーススタディを行ったものである。
従来の密接関連概念の考え方を発展させることにより,高速道路の新規路線を広域的(かつ多種の管理主体をまたがる)ネットワーク上の交通流動パターンの観点から評価する手法を提案し,その有効性を実証的に検討した。用いた手法はトリップチェインモデル(具体的にみマルコフ連鎖モデル)をベースとする動態的密接関連係数である。
東大阪地域(阪神高速道路と近畿自動車道が存在している地域)を対象として,実際に計算を試みた。従来のトリップ単位の密接関連係数にくらべて,トリップチェインを利用したものはほとんどのケースにおいて計数値が大きめ算定され,補完性効果が強調されるという特徴をもつ。
さらにこのアプローチの有効性を実証的に確認するため,トリップチェインの実態把握および正準相関分析の手法により,トリップチェイン生成と広域的にネットワークとの因果関係を分析した。この分析により、「密接関連」とこ異なる視角からの広域的ネットワーク相互の関連性がトリップ連鎖行動という顕在化したデータでもって捕捉可能となる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 近藤勝直: "大都市圏内高速道路相互間の広域的密接関連分析" 流通科学大学論集・経済経営情報編. 4-1. 35-40 (1995)

  • [文献書誌] 近藤勝直,西井和夫他: "都市高速道路建設にともなう都市圏構造変化の予測" 土木計画学研究論文集. 12. 195-205 (1995)

  • [文献書誌] 近藤勝直,西井和夫他: "都市高速道路建設にともなう都市圏構造形成の計量分析" 土木計画学研究. 17. 507-510 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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