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1996 年度 実績報告書

2重周期構造DAW型加速管の試作

研究課題

研究課題/領域番号 06554003
研究機関京都大学

研究代表者

岩下 芳久  京都大学, 化学研究所, 助手 (00144387)

研究分担者 岡本 宏巳  京都大学, 化学研究所, 助手 (40211809)
白井 敏之  京都大学, 化学研究所, 助手 (50252507)
野田 章  京都大学, 化学研究所, 教授 (20114605)
井上 信  京都大学, 化学研究所, 教授 (90028176)
キーワードDAW / biperiodic L-support / electron accelerator / cold model / bridge coupler / チョーク構造
研究概要

高安定、高効率、真空特性良好な加速管の有力な候補であるディスクアンドワッシャー(DAW)型加速管もモードオーバーラップなどの問題があり、軸対称性を仮定した従来の二次元による設計方法の限界で、その特徴を生かした設計が行われて来なかった。2重周期構造の導入により、これらの問題点が実機においても回避しうることを実機の試作により証明するのが、本研究の一つの目的であり、その過程においてメーカーとの協議などをとおして、普及に向け製作費の低コスト化の方法も探っている。
これまでの研究成果、検討などに基づき、設計をおこない、昨年度には大電力注入に耐えうる構造、冷却能を持ち、高い真空度を到達できる実機の製作を実施している。実機は、電子の加速を想定して2857MHzの運転周波数で設計されていて、全長約2.5mで、実加速試験までを考慮している。これまで、シミュレーションや、コールドモデルでの測定の結果などと、この実機での低電力での特性評価等を組み合せ、比較研究を行っている。今年度は特に、この二本の加速管を中央で結合させるブリッジカプラの検討を中心に研究をすすめ、支柱部分におけるチョーク構造の導入などによる高周波特性の改良等、良好な研究成果を得ている。また、このブリッジカプラに取り付けるチューナーの機械設計等の詳細について検討し、これの製作を実施している。その間、材料の観点から、高周波領域における損失や、真空特性の評価などの研究も行っている。大電力による実試験でのチューナーなどの遠隔操作方法についても検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩下芳久: "Power Model of Biperiodic DAW Cavity" Proc.of the 1996 Linear Accelerator Conference,Geneva. 857-859 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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