• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

低エネルギー偏極陽電子ビーム発生装置の実用化

研究課題

研究課題/領域番号 06554004
研究機関東京都立大学

研究代表者

広瀬 立成  東京都立大学, 理学部, 教授 (70087162)

研究分担者 仲伏 広光  住友重機工業(株), 取締役, 技術部長(研
五十子 満大  東京都立大学, 理学部, 助手 (60087004)
汲田 哲郎  東京都立大学, 理学部, 助手 (30271159)
千葉 雅美  東京都立大学, 理学部, 助手 (60128577)
浜津 良輔  東京都立大学, 理学部, 助教授 (20087092)
キーワード偏極陽電子 / ゼーマン効果 / スピン回転 / ポジトロニウム / 減偏極 / クエンチング
研究概要

1.スピン回転を追跡する一般的プログラムを開発し、電子の異常磁気モーメントおよびビーム輸送系での電場と磁場の作用による減偏極は小さいことを確認した。本プログラムを利用して、ビームトランスポート系を設計・製作した。また物質中での減偏極について信頼ある推定手法を開発し、ターゲット物質(アルミニウム)とモデレーター(タングステン)での減偏極を、それぞれ12%、4%と見積もることができた。この結果、最終的な偏極度として、40%が予測される。
2.磁場クエンチングによる偏極度測定装置を設計し製作した。ターゲットチェンバーの真空テストおよびチェンバー内に設置する加速装置のテストを行い設計通りの性能を実現できていることを確認し、サイクロトロンによる陽電子偏極度測定の予備実験を行った。
3.磁束密度と陽電子の打ち込みエネルギーを変化させながら、寿命測定を行った。磁束密度は、0.4、2.5、5.0、7.5kG、エネルギーは、0.5、1.0、1.5、2.0keVとし、それぞれの組み合せに対して寿命の測定を行ない偏極度を求め、理論値との一致を見た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Hirose: "Important role of Polarized positron beams for future linear colliders" Proceedings of Workshop on Physics and Experiments with linear Colliders at Iwate Japan on Sept.8-12,1995. (1996)

  • [文献書誌] 広瀬立成: "偏極陽電子ビームの開発" 第2回 PF低速陽電子源研究会報告書. 47-64 (1995)

  • [文献書誌] 広瀬立成: "スピン偏極陽電子ビームの構築と応用" 理研シンポジウム報告書. (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi