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1994 年度 実績報告書

音響トモグラフィーを利用した汽水域塩分躍層の動態観測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06554019
研究機関島根大学

研究代表者

徳岡 隆夫  島根大学, 理学部, 教授 (30025358)

研究分担者 松田 滋夫  クローバテック株式会社, 取締役
土屋 洋一  千本電機株式会社, 技術部長
西村 清和  工業技術院地質調査所, 海洋地質部, 主任研究官
三瓶 良和  島根大学, 理学部, 講師 (00226086)
キーワード音響トモグラフィー / 塩分躍層 / 中海 穴道湖 / 環境動態 / 無酸素水塊
研究概要

平成4,5年度の試験研究で開発された塩分躍層探査装置とこれに接続されるケーブル長200mの湖底設置型音波送受波器を試作し,デジタルモニターするように設計し,平成6年11月に試験を行い,良い結果を得た。これについて投稿中である。送受信の動作状態および音響記録とも良好で,中海での塩水くさびの反射面は従来型の反射記録よりも鮮明であった。これは,音源から反射面までの距離が短いことと音源が固定されていることによると考えられる。1995年1月には,中海で再度テストを光ファイバー分布型温度センサーを併用して調査を行い,塩分躍層を両者によってよく捉えられることを明らかにした。今年度試作した送受波器の残り2台は完成し,平成7年3月には中海で最後のテストが行われる予定である。本研究は汽水湖の環境保全にとってもっとも重要な無酸素水塊の挙動を知るための方法として広く関心をもたれており,本年度は予期した以上の成果を得ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 徳岡 隆夫: "海跡湖の利用と保全" 第4回環境地質学シンポジウム論文集. 137-140 (1994)

  • [文献書誌] 徳岡隆夫ほか: "汽水域・塩分躍層の動態観測システム" LAGUNA. 2(発表予定). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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