研究課題/領域番号 |
06554031
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山岡 究 広島大学, 理学部, 教授 (40033815)
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研究分担者 |
沖崎 章夫 東ソー(株)化学研究所, 研究員
福留 清博 広島大学, 理学部, 助手 (50183588)
上田 一義 広島大学, 理学部, 助手 (40223458)
落合 洋 広島大学, 理学部, 助教授 (50033840)
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キーワード | ゲルろ過 / レーザー小角光散乱 / 分子量分別分子量分布 / β-水酸化鉄水分散系 / 反転パルス電気複屈折 / 交互デオキシポリヌクレオチド / 反転パルス電気二色性 / 電気双極子モーメント / 回転緩和時間 |
研究概要 |
研究経費中の設備備品費による光散乱光度計一式の購入手続きを完了し,装置(東ソ-社製:LS8000)を11月中に納入設置した。当研究室所有のGPCシステム(東ソ-社製)と接続し、現在、超音波切断カラギ-ナンの分子量とその分布曲線の研究(主たる担当者:上田)、三重鎖及び四重鎖合成核酸の分子量とその分布曲線の研究(主たる担当者:山岡)、同じく合成高分子電解質の研究(主たる担当者:落合、福留)が進展している。光散乱光度計(LALLS)から流出した試料溶液をそのまま連続的にステンレス細管に通し、電気複屈折装置内の平行平板電極内蔵微小測定セルに導くオンラインのフロー・セル並びに流出試料溶液のイオン強度調節用脱塩装置の組込システムを設計中であるが、予想外の困難に直面している。(主たる担当者:上田、落合、沖崎)。校費によりトランジエント・コンバータ(理研電子:TCDE 4000)を購入し、電気複屈折信号の取込みを行うことに成功した。この目的のため、インターフェイスの製作及び設備費として購入したコンピュータ(日本電気:NEC9821Bf/U8W)によるデータ収集・処理回路の製作を完了し(主たる担当者:複留・山岡)、活用している。(4)オンライン計測用高速反転パルス電気複屈折測定装置の設計・製作に必要な部品の購入を完了した(主たる担当者:山岡)。 本試験研究は平成6年度からの開始であり、装置の試作が研究課題の中心となっているため、必要設備の購入あるいは各種電気的及び光学的部品の発注に多くの時間を割いたが、GPC/LALLS装置、反転パルス電気複屈折装置はそれぞれ単体として使用可能である。システムの組立てと平行して、これらを用い基礎的データを収集し、2編の報文を公表した(裏面参照)。また、学会等でも口頭発表を行った。
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