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1994 年度 実績報告書

積層構造をもつ超小形偏光分離素子の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 06555011
研究種目

試験研究(B)

研究機関東北大学

研究代表者

川上 彰二郎  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (10006223)

研究分担者 佐藤 尚  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (30261572)
片岡 春樹  住友大阪セメント(株), 中央研究所, 研究職(参事)
花泉 修  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (80183911)
白石 和男  宇都宮大学, 工学部, 助教授 (90134056)
キーワードLPS / 偏波無依存アイソレータ / スパッタリング / プラズマ CVD
研究概要

1.55μm帯用LPS(a-Si:H/SiO_2,RFスパッタリング法)
LPS(積層構造をもつ超小形偏光分離素子)の応用デバイスとしてファイバ集積型偏波無依存アイソレータ検討している。そのために必要なLPSの偏光分離幅,素子厚さを達成するため,LPSを構成する多層膜の作製条件を改善した。膜表面の平坦化に有効なバイアス・スパッタリング(装置内で用いられる磁気回路を備品として購入)を必要最小限に用いることで,平坦でかつ膜の歪が小さい多層膜を厚さ200μmまでの達成することができた。この多層膜から偏光分離幅70μm(素子長200μm)と低損失0.1dB/100μmの高性能なLPSが得られた。また波長1.55μm用のLPSを用いたファイバ集積型偏波無依存光アイソレータおよび光スイッチの試作実験をおこない,動作確認をおこなった。
1.3μm帯用LPS(a-SiC:H/SiO_2,CVD法)
a-SiCとSiO_2の交互多層膜作製装置であるプラズマCVD装置の改造をおこなった。高周波をパルス状に変調(電源を備品として購入)することや,ガス流量などの成膜条件を改善することで,平坦な膜を得ることができた。この条件により多層膜を作製し,LPSの特性向上を達成した。
(スパッタリング法による各種素材の検討)
低屈折率材料としてMgF_2を,高屈折率材料としてCH_4ガス導入によりるSiCなどをRFスパッタリング法により検討し,LPS材料として利用できることがわかった(宇都宮大)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 川上彰二郎: "ヴァーティカル・フォトニクス" 電子情報通信学会論文誌 C-1. J77-C-1. 334-339 (1994)

  • [文献書誌] Takashi Sato: "Scattering mechanism and reducing insertion loss in a laminated polarization splitter" Applied Optics. 33. 6925-6934 (1994)

  • [文献書誌] Kazuo Shiraishi: "Vertical integration technology for fiber-optic circuit" Optoelectronics-Devices and Technologies. 10. 55-74 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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