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1994 年度 実績報告書

熱気球によるファンデグラフ式直流高電圧人工雷発生装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 06555083
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

堀井 憲爾  豊田工業高等専門学校, 校長 (70023223)

研究分担者 後田 澄夫  豊田工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (80043214)
梶田 省吾  豊田工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (40043195)
小森 勝夫  豊田工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (90043190)
仲野 みのる  豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (50023685)
キーワード人工雷発生器 / 熱気球 / コロナ放電 / 充電電圧 / 充電電荷 / 電荷移送 / ファンデグラフ
研究概要

1.50MVのファンデグラフ式人工雷発生器を制作する予備実験として,直径18mの熱気球体を購入し,その揚昇方法,特に加熱バーナーについての検討を行い,試験を行った結果,ボンベからプロパンガスを供給し,道路工事用バーナーにて燃焼加熱する方法が適当であるとの結論に達した。ただし,風の影響は極めて大きく,本校屋上の風速自動計測装置を整備し,連続測定を行っているが,夜間特に夜明け前の数時間が最も風が弱く,揚昇に最適であるとの見通しを得た。
2.細線コロナ放電によるナイロンフィルムチューブへの電荷付着,移送システムを試作し,ほぼ予定とおりの電荷を移送できることを確認した。今後は,空気圧入による巻上げ駆動システムの改良が課題である。
3.直径18mのバルーンによる充電電圧,充電電荷を理論的に計算・検討した結果,バルーン表面の電界を15kV/cmとした場合,11MV,0.015Cに達すること,これに直径23cmのフィルムチューブで充電する場合,秒速1mで移送するならば,13分で充電が可能であるとの見通しが得られた。このバルーンに充電する場合に全表面へ電荷を分散させるための導電性の確保,並びに分布電荷を一度に放電させるときの表面アーク放電によるバルーン布の焼損対策が今後の課題である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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