研究課題/領域番号 |
06555105
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
|
研究分担者 |
チャクラボルティ ゴータ 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (50250840)
李 殷碩 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20261571)
布川 博士 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (00208274)
|
キーワード | エージェント / 状況依存 / 計算モデル / マルチエージェント / コミュニケーション / プロトコル |
研究概要 |
本年度の研究実績は次の3点に要約される。 (1)コミュニケーションの計算モデル化 人間のコミュニケーションを"コミュニケーションの主体とその間の関係"という観点から計算モデル化し、これにより、コミュニケーションを一般的枠組みで取扱い、さらにコンピュータでの処理に適したモデルを構築した。 (2)コミュニケーションの状況依存性を考慮したモデル拡張 一般に人間のコミュニケーションは、その人の立場、現在の状況などに大きく左右される。このようなコミュニケーションを扱うために、(1)の計算モデルにおいてコミュニケーション主体に状況依存性を導入し、(1)のモデルを拡張した。 (3)状況依存性を有するエージェント(SAgent) (2)の計算モデルをマルチエージェントとして計算機ネットワーク上に実装した。(2)のモデルにおける状況依存のコミュニケーション主体は状況依存のエージョント(Situated Agent,SAgent)としてモデル化した。また、その間の関係はコミュニケーションのプロトコルとして実装を行った。
|