研究概要 |
本研究は,フォトディテクタとプロセッシングエレメントを一対一に対応させた完全並列型の検出・処理回路をワンチップLSIに集積化し,超高速の視覚情報処理を実現することを目指し、チップの設計,そのチップで稼動させるアプリケーションの開発環境の整備,並びにビジュアルフィードバックへの応用を目的としている. この目的を達成するため、平成7年度は、前年度に設計したプロセッシングエレメントに基づき,LSIビジョンチップの周辺回路を整備した.また,同じく前年度に基本設計を行ったソフトウェアの開発環境を整備し,実際にワンチップビジョンシステムを稼働して性能評価を行い,実際のアプリケーションシステムでのアルゴリズムを検討した. 具体的には以下の手順に従って研究を行った.尚,プロセッシングエレメントの設計,アプリケーションシステムの制御には、ワークステーションを用いた。これ以外の設備は,現有設備を用いて行っている. 1)開発用ソフトウェアの設計・試作を行った. 2)前年度設計した全体回路の性能予測を行い、改良を行った. 3)実際のアプリケーションシステムのアルゴリズムを検討した.
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