研究概要 |
本研究では、GIS(地理情報システム)を応用して、都市の地表から地下に及ぶ都市空間のデータを有機的に統合し、それらを自由に操りながら必要に応じた分析を行うことができる「地下空間利用計画支援システム」の開発を行うことを目的とし、以下の内容の研究を実施した。 (1)GIS(地理情報システム)を利用した都市に関する3次元的情報データベースシステムの構築 (2)解析サブシステムの構築 1)用地取得に関する補償費算定システムの構築 2)地盤の応力変形解析,支持力解析など力学挙動に関する解析サブシステムおよび建設費概算サブシステムの構築 (3)開発システムの適用性の検討 開発システムを用いて名古屋地下鉄6号線の用地取得費を含めた建設費について,路線変更をした場合、フランスの補償制度を採用した場合などのケーススタディを行った。また,地盤の応力変形解析,地下掘削による周辺地盤の支持力低下の様子について系統的に研究した.
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