• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

レーザシート放射法とマスコン法併用の土砂濃度分布3次元瞬間像の計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06555151
研究機関中央大学

研究代表者

日野 幹雄  中央大学, 総合政策学部, 教授 (30016323)

研究分担者 村本 龍雄  日本科学工業株式会社, 第一製造部長
佐藤 行成  日本科学工業株式会社, 研究部・取締役, 研究部長
宇多 高明  建設省土木研究所, 河川研究室, 室長
キーワード3次元瞬間土砂濃度計 / レーザシート / 逆問題 / 乱流構造 / コヒーレント構造 / 洪水流
研究概要

1.目的:河川および海岸・港湾域における底質(土砂)の流掃は,河道や海岸・港湾の設計・維持のために重要な問題であり,従来から様々な理論的・実験的研究が行われてきた.一方,ここ30年ほど前の乱流の大規模構造・秩序構造の発見以来,この方向の研究が活発に行われ,運動量や物質輸送拡散に果たす乱れの秩序構造の役割が明らかになってきた.
このような観点から,土砂輸送の問題を考えるとき,従来の実験では土砂濃度の計測は一点ないし数点での計測であり,3次元的瞬間土砂濃度分布が得られないという欠点がある.
2.方法:本研究は,一辺上に並ぶ数個のレーザー光源からのレーザー光を対辺に配置した数ケ点の受光点で受け,レーザー光線の減衰からこの両辺に囲まれた空間内の土砂濃度分布を,逆問題として求めようとするものである.その原理は人体のX線CTと同じであるが,本研究では安価で室内および現地で使用可能な計測機の開発を目指す.
3.試作機と予備実験:上記の原理に従って,回路設計・試作機の製作を行い,並行して逆問題解析ソフトを開発し,室内で予備実験を行った.平成7年度は特に逆問題を解く数値解析法の精度の向上を行った.

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] Kaneko,D: "Surface temperature decrease,NDVI and humididity deficit,and latent heat flux in forested region from TM and routine meteorological data-A summary-," Symposium on Vegetation Monitoring,. 99-106. (1995)

  • [文献書誌] Kaneko,D: "Proposal and investigation of method for estimating surface energy balance in regional forests using TM-derived vegetation index and observatory routine data." International Journal of Remote Sensing,. (printing.). (1996)

  • [文献書誌] Hino,M: "Thermal turbulence simulation by LES-Giant plume generation over asphalt-paved ring highway" Proc.10th Symp.on Turbulent Shear Flows. vol.3. 3-43〜48 (1995)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "都市気候における植生の効果の数値シミュレーション," 第11回生研NSTシンポジウム論文集. 49-52 (1996)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "サーモグラフによる都市の熱環境と緑の解析." 水工学論文集. 第40巻. 1121-1124 (1996)

  • [文献書誌] 金子大二郎: "広域実蒸発散の推定法-補完法と気温推定法の連結-" 水文・水資源学会1995年研究発表会要旨集. 60-61 (1995)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "相似則・熱収支式・補完法の総合化から地表および気層温度を推定する試み" 水文・水資源学会1995年研究発表会概要集. 56-57 (1995)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "Wavelet変換による波浪データの解析," 海岸工学論文集. 42巻. 306-310 (1995)

  • [文献書誌] 金子大二郎: "実蒸発散量推定法の比較検討-補完法と葉温飽差-相似則法" 土木学会第50回年次学術講演会講演概論集. 86-87 (1995)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "コンピュータ・シミュレーションに対する評価の変遷-私とコンピュータ・シミュレーション-" 日本風工学会誌. 60. 2-6 (1994)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "工学分野での流体力学研究のトピックス,環境工学「環境流体力学研究の動向」" 日本流体力学会学会誌(ながれ). 14. 29-31 (1995)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "水文研究者は何をやって来たか,そしてこれからなにをすべきか." 水文・水資源学会雑誌. vol.9. 3-16 (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi