研究課題/領域番号 |
06555157
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
杉恵 頼寧 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70034410)
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研究分担者 |
谷口 正明 日産自動車(株)社会, 商品研究所, 主任研究員
大東 延幸 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助手 (60274130)
藤原 章正 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50181409)
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キーワード | 選好意識データ / 応答型インタビュー / トリップ前情報 / 交通需要分析 / 離散選択モデル |
研究概要 |
平成6年度の研究成果をもとに当初、広島空港において応答型SPインタビューを実施し、空港アクセス手段選択問題をケーススタディとして同インタビュー手法の実用性を確認する予定であったが、空港内での調査実施が困難であったため、調査対象をトリップ前交通情報提供下の交通選択問題に変更して研究を遂行することにした。トリップ前情報は今後、自宅内でパソコン通信等を通じて普及する見込であるため、パソコンを用いた応答型SPインタビューの威力がより発揮される。 まず予備調査として1994年11月に東広島市から広島市への通勤者を対象として、高度トリップ前交通情報が提供された後の出発時刻、交通手段、経路、目的地の選択行動についてSP調査を行った結果をまとめた。トリップ前情報提供後の選択行動モデルを構築し、通勤目的と買物目的、平常時と非常時において情報に対するトラベラ-の交通行動が異なることを明らかにした。このSP調査は伝統的な調査票によるアンケート調査であった。 そこでこのアンケート調査の反省のもとに、パソコンを用いた応答型インタビューの開発を行った。調査画面を示しながらプログラミングの留意点、問題点についてまとめた。 今後は本研究で作成した応答型SPインタビューを実施し、従来の調査票調査との違いをデータ分析を通して明確にしてゆく予定である。同時にSPデータの実用性を高めるために、SPモデルの改良手法についても合わせて検討する予定である。
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