研究概要 |
既存の2軸ゴニオメータを固体/水溶液界面用ゴニオメータに改造するための備品の購入及び測定用のエレクトロニクスの購入を行った。そして、これらをコンピューター制御するためのエレクトロニクスおよびパーソナルコンピューターシステムを購入し、固体/水溶液界面測定用システム及びその制御用ソフトを現在開発中である。その詳細は以下の通りである。 防震架台(神津精機製zステージ他),光学スリット系(神津精機製θステージ他),zステージ(神津精機製zステージ他)等を用いて、既存の固体検出器搭載型2軸ゴニオメータの入射スリット保持台及び回折スリット保持台を数百分の1ミリメートルのオーダーで上下させることができる保持台に改造し、水平の試料面に対して0.01度のオーダーで入射角を制御できる水平型の全反射ゴニオメータを現在試作中でる。このゴニオメータが固体/水溶液界面用ゴニオメータの中心をなすものである。また、このゴニオメータの試作と並行して、固体/水溶液界面からのX線回折強度をシンチレーションカウンターで測定し、測定した強度データをパソコンに取り込み、測定を制御するためのシステムを、測定エレクトロニクス(セイコ-EG&G高圧電源他)及び測定インターフェイス用エレクトロニクス(セイコ-EG&Gカウンター/タイマ他)を購入し、これらの組み合わせにより構築した。さらに、固体/水溶液界面用ゴニオメータおよびエレクトロニクスを制御するための制御システム(NECパーソナルコンピューター他)を購入し、測定するためのプログラムを開発中である。
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