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1994 年度 実績報告書

光CT計測に基づく非破壊検査用超音波センサーの音場評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06555208
研究機関東北大学

研究代表者

伊達 和博  東北大学, 工学部, 教授 (10111254)

研究分担者 田幡 幸大  日本クラウトクレーマー(株), 開発課長
三原 毅  東北大学, 工学部, 助教授 (20174112)
キーワードCT法 / 光弾性法 / 三次元音場 / 非破壊検査 / 超音波探傷法 / 超音波探触子 / 垂直探触子
研究概要

本研究では、固体中に放出された平面状の縦波について、この超音波の三次元的な音場を測地する手法を、申請者が発明した光弾性原理に基づく固体ガラス中の三次元の波動応力測システムに、CTの手法を組み合わせて、三次元的な音場分布測定システムを開発することを目的とする。
平成6年度は研究改革にしたがって以下のような研究開発を行なった。
1)2次元に投影した音場データを方向を変えて採取するために、測定対照となる超音波センサーを2度から5度づつ回転させるコンピューター制御のパルスモーターで動くCTデータ採取用の試験装置を作り、現有の2次元の可視化解析装置に組み入れた。ここで、探触子とガラス試験片の接触状態を一定に保つ機構に苦労したが、カップリング方式を工夫することによって解決した。
なお、ガラス試験片内を伝播すう弾性波パルスを静止像として、観察するためのストロボ光源、レンズ系、CCDカメラは現有の物を用い、CCDカメラからの弾性波の可視化像は、現有の画像処理装置に取込み、二次元に投影した波動応力データを計算できるようにした。
2)任意波形発生器とパワーアンプを組み合わせて、任意の波形を一定のインビーダンスで出せる3次元波動応力発生装置の作製した。
3)投影データからの3次元音場の再構成計算プログラムを作製した。
以上により、3次元の音場分布の2次元投影データが取れるように、システムを作製した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊達 和博: "光弾性CT法による三次元音場の観察" 非破壊検査. 43. 576-581 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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