研究課題/領域番号 |
06555210
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野城 清 大阪大学, 溶接工学研究所, 助教授 (40029335)
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研究分担者 |
内藤 牧男 (財)ファインセラミックスセンター, 試験研究所, 主任研究員
横山 豊和 ホソカワミクロン(株), 粉体工学研究所, 研究所長
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キーワード | 複合粉末 / 溶射 / 耐摩耗性 / メカノケミカル反応 |
研究概要 |
本年度の研究においてはMo-Si系複合粉末の作製とその溶射特性の評価を行ない、以下の知見が得られた。 (1)Moを核粒子、Siを子粒子あるいはその逆にSiを核粒子、Moを子粒子した複合粒子の創製が可能であることが明かになった。 (2)得られた複合粒子の反応性は複合粉末の作製時に微量のC(0.05wt%)を添加することによって、いちじるくし改善され、反応開始温度を100℃以上低下させることができた。 (3)Mo-Si系複合粉末を溶射に用いることによって、溶射後の皮膜の組成は約50%のMoSi_2で構成されていることが明かとなった。 (4)未反応のMoおよびSiは基板の加熱を行ないながら溶射することあるいは溶射後皮膜の熱処理を行なうことにより、完全に反応を完了させることが可能であることが明かとなった。 (6)複合粉末の溶射によって得られた皮膜の機械的性質はMoSi_2粉末の溶射によって得られた皮膜のそれとは同程度であることが明かとなった。 (7)作製した複合粒子の流動性は溶射粉末として使用するためには十分ではなく、平成7年度の研究で流動性の向上を図ることが必要である。
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