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1994 年度 実績報告書

フェニルケトン尿症の新しいスクリーニング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06556017
研究機関富山県立大学

研究代表者

浅野 泰久  富山県立大学, 工学部, 助教授 (00222589)

研究分担者 山田 秀明  富山県立大学, 工学部, 教授 (30027180)
辻 章夫  昭和大学, 薬学部, 教授 (80053784)
加藤 康夫  富山県立大学, 工学部, 助手 (20254237)
キーワードフェニルアラニン脱水素酵素 / フェニルケトン尿症 / 酵素定量法
研究概要

(1)酵素の安定化:安定化剤としてグリセロースが優れている。SporosarcinaやB.badiusのフェニルアラニン脱水素酵素はB.sphaericusのそれより、比較的基質特異性が低く、フェニルアラニンの定量に向いている。
(2)酵素的定量法の開発:グリシン-KCl-KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD+2.5μmol、ヒドラジン・1H_201%(v/v)、L-フェニルアラニン脱水素酵素(Sporosarcina ureaeあるいはBacillus badiusよりの均一精製酵素)0.6単位、及びL-フェニルアラニン0〜0.1μmolを含む1.0mlの反応液を25℃で10分間反応し、340nmにおける吸光度を読み取った。前記反応組成から、L-フェニルアラニン脱水素酵素を除いたものを対照とした。この結果より検量線を作成したところ直線が得られた。この検量線は、L-フェニルアラニンが1000%脱水素され、NADAが等量生成した事を示し、本酵素を用いる定量が可能であることを示している。
(3)フェニルケトン尿症のマススクリーニング法の開発:フェナジンメトサルフェートを用いる比色法を検討した。
(4)遺伝子のクローニングと一次構造の解明:Sporosarcinaの本酵素遺伝子をクローニングし、B.badiusについては塩基配列を解明した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 黄新立、浅野泰久: "新しいフェニルアラニン脱水素酵素の開発" 富山県立大学紀要. 4. 211-215 (1994)

  • [文献書誌] 浅野泰久: "生物工学と農芸科学" 日本農芸科学会誌. 68. 1416-1417 (1994)

  • [文献書誌] 浅野泰久: "生物の力を活用する" 富山の科学技術. 12-17 (1994)

  • [文献書誌] 浅野泰久: "土中の微生物に有用物質を合成させる" 富山の科学技術. 118-119 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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