研究課題/領域番号 |
06556054
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小野 憲一郎 東京大学, 農学部, 教授 (50111480)
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研究分担者 |
小川 博之 宮崎大学, 農学部, 助教授 (30012016)
早崎 峯夫 東京農工大学, 農学部, 助教授 (10015092)
内藤 善久 岩手大学, 農学部, 教授 (40003785)
広瀬 恒夫 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (60003076)
前出 吉光 北海道大学, 獣医学部, 教授 (40002084)
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キーワード | 臨床獣医学 / 情報ネットワーク / 検査データ / 疫学調査 / 測定法 / 地域差 / 小動物 / 大動物 |
研究概要 |
臨床獣医学領域における、全国的規模での情報の集積ならびにその情報公開を行うことで、他大学で得られる研究成果の有効利用を計り、かつ相補的な研究体制を作ることを最終目標に、情報ネットワークシステムを確立をめざした。今年度は班会議を1回しか開くことが出来ず、その大半は今後の方針の確認にあてられた。 データの集積:各地域ごとならびに各大学ごとにこれまで得られているデータの整理ならびに一部データについては研究代表者のもとに送付されてきている。現在、解析中であるが、犬糸状虫の抗原の保有率調査では東京地区では検索した検体はすべて陰性であったが、九州地区では陽性例が確認された。また、血清検体の研究代表者への送付も同時に実施し、測定法による差異を検討中である。 データの互換性に関する検討:多数検体処理能力を有する機器によるデータの互換性を検討したところMS-DOSによる読み込みソフトが必要であることが判った。現在、このソフトを用いてデータの取り込みを検討中である。 情報ネットワークシステムの開発:全研究分担者と研究代表者間に最も適したネットワークシステムを検討したところ、東京大学ネットワークシステム(UTnet)と既存の通信網を利用する方法が簡便であろうと考えられ、現在検討中である。 共通ソフトの開発:前述したソフトは作製したが、その利用範囲は狭く、今後の検討が必要である。また、問診ならびに症状等の数値化の難しいと考えられる項目について検討し、その項目などを設定した。 以上のように、研究計画に記載した各部分に当初の予定と比較してやや遅れている点はあるものの、次年度にむたての準備は概ね終了しつつある。
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