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1994 年度 実績報告書

軸流ポンプを用いた経皮挿入右心補助システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 06557074
研究種目

試験研究(B)

研究機関国立循環器病センター

研究代表者

中谷 武嗣  国立循環器病センター研究所, 生体工学部, 室長 (60155752)

研究分担者 増澤 徹  国立循環器病センター研究所, 人口機器部, 室長 (40199691)
巽 英介  国立循環器病センター研究所, 人口機器部, 室長 (00216996)
妙中 義之  国立循環器病センター研究所, 人口機器部, 室長 (00142183)
高野 久輝  国立循環器病センター研究所, 人口機器部, 部長 (60028595)
キーワード軸流血液ポンプ / 右心補助 / 末梢静脈挿入法
研究概要

簡便な右心補助システムとしての末梢静脈から挿入可能な右心補助法について,静脈内軸流血液ポンプの開発を行うために,動脈内軸流ポンプ(Hemopump)を応用して基礎的検討を行なった.先ず,肺動脈より右室に挿入する脱血カニューラを作製しHemopumpに装着し,逆行性挿入システムを作製した.この逆行性挿入システムを,成山羊を用いた急性実験で肺動脈より右室に挿入し駆動したところ,良好な右心補助効果を示し,肺動脈弁の逆流も認めなかった.次いで,順行性に挿入するシステムとして,末梢静脈より挿入するロータ,ステ-タ及びカニューラを新たに設計,作製し,駆動系に装着した.モック回路にてこのシステムの流量特性を検討したところ,圧較差40mmHgにて4.01/minの流量が得られた.成山羊を用いた急性実験において,末梢動脈から肺動脈への挿入は,腎静脈流入部より末梢側の下大静脈に吻合した人口血管より透視下バルーンカテーテルによるガイドにて,特に問題なく施工可能であった.また,肺動脈狭窄を作製しても本システムの駆動により良好な循環維持が可能であった.本システムは簡便・強力な右心補助法になり得ると考えられ,現在ポンプ形状の検討を行うとともに,慢性実験による検討を開始している.

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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