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1994 年度 実績報告書

組立式平圧・高酸素リハビリテーションルームの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06557082
研究機関信州大学

研究代表者

藤原 孝之  信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (40181416)

研究分担者 吉田 良一  (株)タバイエスペック快適環境開発部, 主事
木村 貞治  信州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (70252111)
西村 尚志  信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (10020926)
キーワード平圧高酸素環境 / 痴呆症 / 肺機能低下 / リハビリテーション / 脳波 / 日常生活活動
研究概要

痴呆性老人と心肺機能に障害を有する高齢者の,日常生活活動の自立に影響を与える種々の環境因子を定量的に解析し,快適環境整備を検討した.試作した可変型平圧高酸素チャンバーを用いて,空気組成,温度,湿度などの環境を調節し,それらの変化が,日常生活活動能,心肺機能,高次脳機能,動作反応時間,筋持久力などに与える影響を定量的に検索した.
その結果;
1.可変型平圧高酸素チャンバーの無人・有人安全試験を実施し,本試作装置の運用上の安全性が確認された.また,20.9〜40%の範囲で無段階に酸素濃度を調節することが可能となった.チャンバー内の温度と湿度に関しても可及的に安定した恒常状態を維持することが可能になった.運転経費に関する概算が可能になった.
2.可変型平圧高酸素チャンバー内で脳波トポグラフィーシステム,筋電計,反応時間測定装置などを用いて健常人の高次脳機能の変化及び日常生活動作能を含む基本的運動機能の解析を行い,安静時脳波の周波数成分に有効な変化を期待できる至適酸素濃度を確定することができた.
3.高知県内の協力医療期間において,軽症痴呆老人6名を対象に,各種の酸素濃度における脳波,筋電位,動作反応時間測定及び日常生活動作能を含む基本的運動能力の評価を行った.
4.中間報告として,1995年6月にアメリカ合衆国ワシントン,DCで開催される第12回理学療法国際会議に発表の予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] FUJIWARA,T.et al.: "TENTATIVE ENVIRONMENTAL APPROARCH FOR DEMENTIA" Proc.of XII Int'1 Congress of WCPT. (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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