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1995 年度 実績報告書

冬用電動車椅子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06557084
研究機関札幌医科大学

研究代表者

荻野 利彦  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (60109436)

研究分担者 片寄 正樹  札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (50221180)
山越 憲一  金沢大学, 工学部, 教授 (40014310)
西村 重男  北海道心身障害者総合相談所, 訓練専門員
山内 英一  札幌医科大学, 医学部, 助手 (70221108)
キーワード電動車椅子 / 雪路走行 / 悪路走行 / 座位保持装置
研究概要

現在種々のタイプの電動車椅子が開発・製品化されているが、冬季積雪条件下を考慮した走行機能に優れた車椅子開発はかなり立ち遅れている.
本開発研究では;
A.最も効果的と考えられる構成をもつ動力機構による電動車椅子の試作:
平成6年度に実施した既成の電動車椅子4機種による冬期積雪条件の走破性の試験データを基に,最も効果的と考えられる構成をもつ動力機構(6輪型;センター輪駆動,後輪パワーステアリング,前輪キャスター型)による電動車椅子の設計をした.
B.重度の障害者が安定した姿勢で坐わることができる座席構造の設計:15EA06:試作した動力機構をもつ電動車椅子を基本にして,座位保持不能者や高度の体幹変形を有する患者が安定した姿勢で坐わることができるモジュール構造を有するアジャスタブルな座席構造を設計した.
本研究の一部は平成8年5月16-17日大阪で開催される第35回ME学会にて発表予定している.
A.で設計した動力機構とB.で検討したシ-ティングを考慮し,重度の障害者が安心してコントロールでき、路面が変化してもシートユニットの重心がほぼ駆動輪上にある走破性の高い高機能電動椅子を試作した.現在、雪上での基礎および走行試験中である.
平成7年度中には,高機能電動車椅子の試作および基礎実験を完了し、次年度への研究遂行(種々の使用環境での走破試験,障害者に乗ってもらい操作性を評価する臨床試験,3次元動作解析装置による分析)を速やかに行えるものと考える.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山内英一: "車椅子操作時の運動解析と走行安全性について" 第34回日本ME学会論文集. 266

  • [文献書誌] 山内英一: "悪路走破性を考慮した6輪型電動車椅子の試作" 第35回日本ME学会論文集.

  • [文献書誌] 山内英一: "車椅子操作時の運動解析と走行性能について" 日本臨床バイオメカニクス学会誌. 17.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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