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1995 年度 実績報告書

抗菌性ペプチドミュータシンMT6223の抗う蝕剤としての開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 06557099
研究機関大阪大学

研究代表者

浜田 茂幸  大阪大学, 歯学部, 教授 (60028777)

研究分担者 田中 隆治  サントリー株式会社, 第一創薬研究所, 所長(研究者)
大嶋 隆  大阪大学, 歯学部, 助教授 (80116003)
藤原 卓  大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (00228975)
高橋 一郎  大阪大学, 歯学部, 助手 (20206791)
キーワードミュータシン / バクテリオシン / う触 / Streptococcus mutans / Streptococcus sobrinus
研究概要

1.dTTY培地を用いたStreptococcus sobrinus MT6223株の培養上清から、硫安分画、Sepharose CL-6B クロマトグラフィー、Develosil ODS-HG-5カラムとResourceRPCを用いた逆相HPLCにより純粋なミュータシンMT6223を単離した。本精製法における活性回収率は硫安分画から起算して6.3%であった。
2.アミノ酸配列分析により、MutacinのN末端アミノ酸配列はAla-Val-と決定されたが、3ステップ以降のPTH- アミノ酸は全く検出することができなかった。
FA/MS分析によりミュータシンの分子量は2716と決定した。この結果とSepharose CL-6BクロマトグラフィーでVoid volume(>2000K Da)に溶出されてくることよりミュータシンは溶液中で高度に会合していることが確認された。
4.アミノ酸組成分析の結果、ミュータシンにはGlyとAlaが多く、酸性アミノ酸を全く含んでいないことが明らかとなった。ミュータシンの会合性は分子中にGly、Alaを多く含んでいることに起因するものと考えられる。
5.アミノ酸組成比と分子量の比較からミュータシンは異常アミノ酸を含んでいることが示唆されるが、アミノ酸分析の結果はミュータシンがランチオニンを含むいわゆるランチバイオティクスではないことを示唆している。
6.1分子中にArgを1個含んでいるとすると、ミュータシンはStreptococcus mutans MT8148Rに対して約40nMという極めて抵濃度で抗菌活性を有することが示された。
7.現時点における遺伝子解析では、ミュータシンがプラスミドコントロールにより発現制御されているのではないと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Fujiwara: "Deletion and reintroduction of glucosyttunferase gones of S mutans and sole of then gene products insuibl dependent cellularadference" Microbial Pathogenesis. 20(印刷中). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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