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1995 年度 実績報告書

高効率の硫黄同化能を付与した硫黄性環境汚染物質に耐性のトランスジェニック植物

研究課題

研究課題/領域番号 06557126
研究機関千葉大学

研究代表者

斉藤 和季  千葉大学, 薬学部, 教授 (00146705)

研究分担者 増田 税  北海道大学, 農学部, 助教授
山崎 真巳  千葉大学, 薬学部, 講師 (70222370)
キーワード硫黄同化 / システイン生合成
研究概要

【目的】セリンアセチル転移酵素(SATase)は、システイン生合成系においてシステイン合成酵素(CSase)基質であるο-アセチルセリンの生成を行う酵素であり、生合成系全体の制御に関わっている。演者らは、既にホウレンソウのCSase cDNAのクローニングを行い、CSaseは、少なくとも細胞質および葉緑体に異なったアイソザイムとして局在している事を明らかにした。そこでSATaseについても異なるオルガネラに局在するアイソザイムの存在の可能性を考え、cDNAクローニングを行った。
【方法と結果】λgt10により作製したホウレンソウ緑葉cDNAライブラリーについて、スイカSATase cDNAをプローブとして160,000クローンのスクリーニングを行った。その結果、6個の陽性クローンが得られ、これらはクロスハイブリダイゼイションによって4グループに分類された。そのうち最も強くスイカSATase cDNAとハイブリダイズするグループについて解析を進めた。その結果、このグループのクローンpSAT54のcDNAは、塩基配列において約70%、ORFのアミノ酸配列において約76%、スイカSATase cDNAとの相同性が認められた。また、大腸菌SATase(cysE)との間にもC末端側のアミノ酸配列に相同性の高い領域が存在した。さらに、SATaseに特徴的なアセチルCoAの結合部位と予想されるアミノ酸配列も保持されていた。現在、他の陽性クローンについても検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Saito他: "Molecular cloning and characterization of a plant serine acetyltransferase playing a regulatory roles in cysteine biosynthesis from watermelon." J. Biol. Chem.270. 10321-16326 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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