研究課題/領域番号 |
06557148
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大江 和彦 東京大学, 医学部(病), 助教授 (40221121)
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研究分担者 |
小山 照夫 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80124410)
小島 通代 東京大学, 医学部, 教授 (30114276)
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キーワード | 看護情報システム / 病院情報システム / 携帯型端末 / 電子カルテ / 標準看護計画 / 電子温度板 |
研究概要 |
1.病院側が電子機器を使用することに対する患者の一般的な傾向を調査することも必要であるという見地から、当初の計画にはふくまれていなかったが、東大病院外来における患者呼び出しカードシステムに対する患者アンケート調査を95年7月に実施した。このけっか、80%以上の患者が好意的な感想をもっていることがわかった。 2.当初計画通り、携帯型看護情報ターミナル、および電子温度板システムを試験開発し、実際に、東大病院脳外科病棟で1カ月半にわたって、運用評価実験を行った。入力時刻と観察時刻のずれをどのように入力するか、携帯端末からの情報転送手順の合理化の必要性、予定していない情報項目のデータ入力をおこなう必要性などが明らかになり、システムの修正の必要が明らかになった。 3.標準看護計画の作成と、標準看護計画から個別看護計画をたてるシステムの必要性があきらかになり、標準看護計画の標準的構造分析を行った。その結果に基づいて、看護計画立案システムの基本設計とプロトタイプ開発を行った。 4.電子化された看護記録システムのありかたを研究し、それにもとづいた電子看護記録ブラウザを試作した。さらに、これを実際に20人の看護師に紙の記録と比べて優劣があるかどうかを評価し分析した。その結果、有意に電子化看護記録の優位性が明らかとなった。
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