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1995 年度 研究成果報告書概要

柔らかさを同時に計測できる人体三次元測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06558001
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関信州大学

研究代表者

清水 義雄  信州大学, 繊維学部, 教授 (20150675)

研究分担者 坂口 明男  信州大学, 繊維学部, 助手 (40205729)
鳥海 浩一郎  信州大学, 繊維学部, 教授 (40016374)
篠原 昭  信州大学, 繊維学部, 教授 (60021127)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
キーワード人体の形状 / 人体の柔らかさ / 人体の4次元表示 / ブラジャー / 人体の変形
研究概要

本研究は、2年間に渡って行われた。前半1年間の研究は、主として次の2つに関するものであった。1つは、空気圧によりスライテケィングゲージを制御して人体の柔らかさと形状を測定する装置を作製したことであり、2つは、この装置により女性の胸部を中心に体の柔らかさと形状の測定を行ったことである。測定の結果、人体の柔らかさは、形状と同様、左右で差異が激しいこと、ブラジャー等の着用によって人体の柔らかさの分布が著しく変化することなどが明らかになった。このような研究成果を踏まえて、今年度は、柔らかさの測定方法並びに表示方法の改善、測定結果の検討などを行い、次のような成果を得た。
1. 人体表面に直角にスライディングゲージが接触しない場合には柔らかさが正確に測定できず、誤差を生ずることが明らかになった。この誤差を解消するために、測定後の形状から真の値を推定するプログラムを作成し、これが誤差の解消に有効であることを確認した。
2. 測定データは3次元形状データと柔らかさを合わせた4次元データである。3次元グラフィックスにカラーを加えて4次元表示をしているが、より連続的に表示するための方法として変位補間法を開発した。これにより人体の形状並びに柔らかさをより視覚的に視認しやすくなり人体特徴の把握がしやすくなった。
3. 乳房の形状並びに柔らかさは、個人による差異が非常に大きいことが明らかになった。また、ブラジャーを着装することにより、乳房の形状並びに柔らかさは、著しく変化する。この変化は、人によって著しい違いが生ずることが未着装と着装との測定データを比較検討することによって明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐伯貴則: "衣服設計のための姿勢制御が可能な人体モデル" 日本繊維製品消費科学会誌. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 岡本英二: "三次元人体測定データからの原型作成システム" 日本繊維製品消費科学誌. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] KATANORI DAEKI,FU JIE,MASAYOSHI KAMIJO,TAKAO FURUKAWA,YOSHIO SHIMIZU: "A BODY MODEL FOR CLOTHES DESIGN WITH FLEXIBLE POSTURES" JOURNAL OF THE JAPAN RESEARCH ASSOCIATION FOR TEXTILE ENDO-USES. VOL.37. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] OKAMOTO EIJI,TAKAO FURUKAWA,FU JIE,YOSHIO SHIMIZU,MASAYOSHI KAMIJO,HIROKO SHIMIZU: "DEVELOPMENT OF BASIC MODEL OF CLOTHES BY USING OF THREE DIMENSIONAL SHAPE DATA OF A BODY" JOURNAL OF THE JAPAN RESEARCH ASSOCIATION FOR TEXTILE END-USES. VOL.37. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1997-03-04  

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