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1994 年度 実績報告書

骨粗鬆症予防のための効果的運動療法開発の時系列研究

研究課題

研究課題/領域番号 06558009
研究機関京都芸術短期大学

研究代表者

廣中 主司  京都芸術短期大学, 造形芸術学科, 教授 (70259422)

研究分担者 荒川 御幸  国学院大学, 幼児教育専門学校
大谷 正光  西京都病院, 画像診断部, 部長
山本 逸雄  滋賀医科大学, 放射線科, 助教授
研究概要

平成6年度の研究実績報告は「研究目的」である。若年令層のBMD増加傾向を予測する事は、骨粗鬆症に対する効果的な運動療法確立に有効的なデーターであると考えている。
今回の研究調査は当初の計画に近いものが出来た。
若年令層対象で光華中学校(12才〜13才・82名)、京都女子中学校(12才〜14才・25名)、京都女子高校(15才〜17才・39名)、男山第三中学校・陸上部(資料別付)等で行った今回の調査で「骨密度、骨粗鬆症を知っていますか」のアンケートを取った結果、60/146が知っていると回答。測定後には授業で教えた。父兄と本人に対しては、調査目的と結果報告を行った。
次年度は運動クラブに所属し活動している者と、意識的に運動内容(なわとび、その場立ちとび、ウォーキング、エアロビック運動=ステップ)を追加実施を指導する者、また一般的中学生生活を送る者とに分類して調査を計画。これは立命館大学(陸上競技部)、大阪リゾート&スポーツ専門学院(エアロビックダンス)は超音波骨密度測定とDEXA法(ホロジック社製QDR1000)の同時測定を行い、超音波測定法の数値(STIFFNES)とDEXA法測定数値(g/cm^2)の相関係数を検討する為である。
さらに、大阪リゾート&スポーツ専門学院(エアロビックダンス)17名について追加調査を実施した、骨自体に与えるストレス度を床反力計と筋電図から検討し、骨密度変化に運動内容と量・質がどの様な効果を持っているかを予測出来ればと考えている。
京都芸術短期大学、京都造形芸術大学については、BMD測定(超音波測定)、栄養調査、生化学検査、体力測定等を実施し検討を加えた。そのうち、生化学検査に関してはBMDとの関係は顕著には現れなかった。栄養調査の結果ではCa、鉄分等の不足が目立ち、食生活改善対策を検討する必要が有る。
国学院大学幼児教育専門学校は、BMD測定(超音波測定)、栄養調査、体力測定を実施。その結果は京都芸術短期大学、京都造形芸術大学と相違ないものであった。
平成6年度は年令別、学校別に調査項目を分け実施したが、より正確な成果を期待するためには今後、数年の継続的調査が必要である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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