• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

並列アルゴリズム教育のための環境と教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06558019
研究機関大阪大学

研究代表者

首藤 勝  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (40216479)

研究分担者 魚井 宏高  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (50203493)
キーワード並列アルゴリズム / 可視化 / アルゴリズム・アニメーション / ソフトウェア開発環境
研究概要

本研究は、特に並列処理に有効なアルゴリズムの教育のためのアルゴリズムアニメーションシステムと、その上で稼働する教材の開発を目的として実施した。
1.研究着手に当たり、現在までに開発されているアルゴリズムアニメーションシステムを、並列処理に限らず広く調査し、教育に利用するという観点から見直して分類を行った。
2.並列アルゴリズムを対象にする場合には、実行系列が同時に複数個存在するために、動作状況が複雑となり、視覚的な情報だけでは状況を把握するのに無理が生じることがある。その対策として、聴覚、即ち音声情報もアニメーションの構成要素の一つと捉え、従来のグラフィカルライブラリに音声処理を加えたライブラリを提案、これを作成した。
3.システムを構築するための言語系について考察し、より柔軟で、設計しやすい言語拡張手法を検討し、従来のオブジェクト指向プログラム言語であるC++言語に施した。
4.教育への適用という観点からシステムの設計を行い、従来のアルゴリズムアニメーションシステムとは異なる、ユーザ(学生)が自主的に利用することを主眼にしたシステムと、教材を提示するシステム、さらに、教材を作成するシステムを統合した。
5.本研究以前に当該研究者により作成されたシステムを併せ利用してアルゴリズムアニメーションを動作させ、実際に幾つかのアルゴリズム開発を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 坂本圭: "ゲート式バリア同期による並列計算の効率向上のための命令列並び換えアルゴリズム" 日本ソフトウェア科学会第11回大会論文集. C1-4. (1994)

  • [文献書誌] 上和田徹: "CUIに音や図形を統合したオブジェクト指向クラスライブラリMates" 第2回インタラクティブシステムとソフトウエアに関するワークショップWISS'94. 135-144 (1994)

  • [文献書誌] 香川元: "複合オブジェクトを有効利用する機能を備えたオブジェクト指向言語" 第11回オブジェクト指向計算ワークショップWOOC'95. (1995)

  • [文献書誌] 香川元: "複合オブジェクトを有効利用する機能を備えたオブジェクト指向言語" オブジェクト指向コンピューティングIII. (1995)

  • [文献書誌] 古川勝康: "並列アルゴリズム解析をプロセッサ間通信情報を利用して支援するための一手法" 日本ソフトウェア科学会第12回大会論文集. C5-2. (1995)

  • [文献書誌] 壇上尚希: "階層化したハイパーテキストによるアルゴリズム解説のための一手法" 日本ソフトウェア科学会第12回大会論文集. B9-1. (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi