研究課題/領域番号 |
06558022
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東京家政学院筑波短期大学 |
研究代表者 |
余田 義彦 東京家政学院筑波短期大学, 情報処理科, 助教授 (20191653)
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研究分担者 |
山田 英之 シャープシステムプロダクト, CAI開発部, 部長
山野井 一夫 東京家政学院筑波短期大学, 情報処理科, 助手 (70230521)
東原 義訓 筑波大学, 電子情報工学系, 助手 (90143172)
中山 和彦 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50091913)
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キーワード | グループウェア / CAI / コンピュータ学習 / ネットワーク / LAN / パソコン通信 |
研究概要 |
日本では、パソコン通信の教育利用は殆ど普及してこなかった。個人での利用を想定したパソコン通信を、そのまま学校に持ち込もうとしていた点に無理があったのである。 本研究は、日本の学校教育にパソコン通信を根付かせていくため、学校という特殊な利用条件に適した通信環境を構築しようとするものである。 筆者らは、これまでに子供達の協同学習を支援する学校用グループウェアを開発してきた。このシステムを核にして学校LANを相互接続することで、上記目的の達成を目指している。 平成6年度の研究経過 UNIXワークステーションを中継機として購入し、次のことを行なった。 (1)サーバーと中継機の情報転送プログラムの開発 (2)電子掲示板のプログラムの学校間通信への対応 システムの試験的運用は、長野県と愛知県の中学校2校をつないで開始した。現在、システムの技術面での実用性の確認、システムの問題箇所の洗い出しと対応策の検討、学校間通信を利用したモデル授業案の作成などを行っている。 平成6年度の研究の評価 予定していたシステム開発は、終了した。現在、試験的運用を行っている段階である。システムの稼働状況は概ね良好で、期待通りの成果をあげつつある。また、システムの操作性に関しても、中学生であればマニュアルや操作練習なしで、すぐに電子掲示板を利用した学校間通信を始められることが確認できている。 次年度以降の研究では、予定していたことがらに加え、本システムをInternetへも対応できるよう機能拡張を行いたいと考えている。
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