研究分担者 |
藤本 正信 京都文教短期大学, 児童教育学科, 教授 (00076887)
清水 佐保子 京都文教短期大学, 児童教育学科, 教授 (10076888)
太田 豊穂 京都文教短期大学, 児童教育学科, 講師 (80213734)
中嶽 治麿 京都文教短期大学, 児童教育学科, 教授 (10125255)
村山 孝純 京都文教短期大学, 服飾意匠学科, 教授 (00123464)
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研究概要 |
1.昨年度構成したシステムの検討と再構成 学習指導過程案構成システムの骨格になる学習・指導活動を再検討すると共に,評価予定者や指名予定者の学習活動の予測が容易になるような選定方法のシステム化や,これらのシステムの妥当性等を検討した. 2.授業の展開過程における評価と処遇システムの構成 授業の展開は,「学習者の効率の高い主体的・積極的な学習活動を誘導するような,教師の的確な指導が必要になる」という観点から,このような特性を持つ学習指導過程案の構成を進めた. (1)展開過程での評価結果に対応する処遇の観点の構成・・・・学習指導過程案の構成の時に採用した,「学習・指導活動」を再検討し,これらを評価の結果に対応する「処遇の観点」に関するデータベースとした. (2)処遇方略の構成・・・・上記の処遇の観点に関する処遇の方略を検討し,処遇方略データベースを構成すると共に,各処遇の観点に3個の方略を,適切とみられるものから,順序をつけて配当した. (3)評価質問に対応する処遇の観点の配当・・・・授業の各段階に対応する評価質問に,先に構成した処遇の観点を,適切とみられるものから,順序をつけて配当した.この結果,評価質問には,自動的に処遇方略が対応することになる. (4)評価質問を含む学習指導過程案の構成・・・・こうすると評価質問には,評価結果に関する処遇の観点と方略が含まれているために,授業の展開過程における評価と,これに対応する処遇のシステム化が可能になる. 3.授業展開後における学習者を対象とした評価と処遇システムの構成 前記の評価質問を編集して,授業後の意識調査票を作成し,授業における各学習者の学習活動の評価と処遇に関するシステムを構成すると共に,この妥当性について検討した. 4.付属小学校・中高等学校における実践的研究 以上の結果の妥当性や信頼性を授業研究をとおして検討したところ,ほぼ,満足できるような結果が得られた.
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