研究課題/領域番号 |
06558031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
高橋 庸哉 北海道教育大学, 教育学部・附属教育実践研究指導センター, 助教授 (60236297)
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研究分担者 |
金村 直俊 札幌総合情報センター(株), 研究開発室, 研究員
藤井 雅晴 札幌総合情報センター(株), 研究開発室, 研究員
高橋 誠二 札幌市教育委員会, 指導主事
田中 實 北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 助教授 (70227180)
清水 純一 北海道文教短期大学, 教授 (10133787)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | 気象情報 / 気象衛星「ひまわり」画像 / パソコン通信 / 気象教育 |
研究概要 |
気象衛星画像や観測データなど気象情報を活用して、小学校5年生では、天気変化の規則性を知り、天気の変化が予想できることが求められており、中学校では日本の四季の特徴や低気圧・雲の動きが扱われている。そこで、学校教育現場に気象情報を提供するシステムを構築した。システムは電話回線とモデムを介してのオンライン・サービスとCD-ROMなどの記憶媒体による提供サービスからなる。提供しているデータは気象衛星「ひまわり」画像、気象要素データ、天気図情報である。前者は最新気象情報、後者は過去の大量データの入手に適する。一般ユーザもネットワーク・サーバに直接ログインする方式を採用したので、特定の通信プロトコルを意識することなく、サーバを仮想ドライブとして容易にアクセスすることができる。アナログ回線とモデムによるデータのダウンロード試験を行ったところ、気象衛星画像1画像(400KB)を最短で80秒で取り出すことができた。端末側で気象衛星画像をダウンロードし、授業で活用するための表示ソフトを開発した。生徒の操作性を重視し、学習に必要な次の表示機能を組み込んだ:(1)赤外画像・可視画像の表示;(2)全球画像合成表示;(3)動画表示;(4)拡大・縮小画像表示;(5)特定温度・反射率の範囲毎の色づけ;(6)可視・赤外画像の重ね合わせ機能;(7)立体画像表示;(8)印刷・ベタファイル出力。このシステムを用いた研究授業とシステムの利用促進のための教員向けシステム利用講習会を実施した。研究授業は前線の通過と天気の変化を扱った単元で行い、情報の活用という視点から実践を展開した。講習会には24名の参加があり、授業で実際に利用された。
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